東大卒プロゲーマー 論理は結局、情熱にかなわない

 題名は、プロゲーマ ときど氏の新書である。

 前回のウメハラ氏の本に触発されて、同じ格闘ゲームのプロゲーマである、ときど氏の本を手に取る事ができたので、読んでみた。

 読んでみて、学ぶことが多くあった。

 ときど氏は、東大入学後、理系の学問の分野で研究し、学部生の時、学会で表彰されるくらい、優秀な学生だったそうだ。

 しかし、大学院に進学する際、上手くいかない事態が起こり、1年間、研究室に籍を置いたものの、退学し、プロゲーマを目指すことになったらしい。

 個人的には、ときど氏は、大学に入学する際に浪人生活をしているそうなので、大学院でも少し時間をかけて、自分の希望する研究を続ければよかったのでは、と思うが、その後の活躍を見ると、プロゲーマに転身して、よかった側面もあるのかも知れない。

 また、プロゲーマとして活躍するために、どのように活動するべきか、その試行錯誤の熱量は、ゲームが苦手な私でも、感じ取ることができる。

 多様性が叫ばれる昨今、自分と違う職種の方の意見を見てみたい方は、一度、本書を手にとってみてはいかがだろうか。

 

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