魍魎の匣

 題名は、京極夏彦氏の百鬼夜行シリーズの第2作にあたる作品だ。  京極夏彦氏の事を、以降、尊敬の念を込めて、京極さんと呼ぶ。  京極さんの作品との出会いは、はっきりとは憶えていないが、当時、高校生だった私は、京極さんの出世シリ...

ロボット–それは人類の敵か、味方か――日本復活のカギを握る、ロボティクスのすべて

 私は、学生時代、制御工学をメインに研究していて、大学時代と大学院時代にそれぞれ別の研究室に所属していた。  理由は、大学と大学院で所属する大学を変え、研究内容も、制御工学の理論系から、ロボットの制御に変更したからだ。  私が...

知能はどこから生まれるのか

 私は、学生時代、工学部に所属し、制御工学という分野を研究した。  工学部へ進む事は、私自身が決めた事だ。  しかし、元々、機械工学の分野を学びたかったのだが、入試で全て落ち、滑り止めで受けだ大学の電気工学の分野に進む事になっ...

AX

 題名は、伊坂さんの殺し屋シリーズの第3作目に当たる作品だ。  主人公は、凄腕の殺し屋なのだが、恐妻家の一面がある男性だ。  殺し屋の仕事の事は、妻と子供に空かさず、自信も世を忍ぶ仮の姿で定職に就き、指定された殺しの仕事を全う...

マリアビートル

 題名は、伊坂さんの殺し屋シリーズの第2弾の小説だ。  あらすじとしては、運の悪い殺し屋である「七尾」が、盛岡行きの東北新幹線に乗り、「誰でもできる簡単な仕事」をこなすはずだったのが、持ち前の運の悪さを発揮し、全く関係のない事件に巻...

進化思考

 題名は、建築家である太刀川氏の、思考プロセスが詰まった本である。  私は、本書を偶々本屋で見かけ、数ページ読んで、「これは購入の価値がある。」 と即座に判断し、時間をかけて読んでみた。  かなり厚い本だが、読了後、かな...

グラスホッパー

現時点で私が一番お気に入りの作家、伊坂幸太郎氏の殺し屋シリーズの第一作目が、題名の作品となる。 以降、伊坂幸太郎氏を、敬意を込めて、伊坂さんと呼ぶ。 伊坂さんは、大学から宮城県仙台市に住み始め、今も仙台市に在住する作家さ...

ブラックボックス 

砂川 文次氏の芥川賞受賞作だ。 私が勉強不足のため、砂川氏が芥川賞を受賞するまで、砂川氏の事は、存じ上げなかった。 芥川賞を受賞した後、書店に平積みになっている本書を手に取り、数ページ立ち読みして、文体が自分に合いそうな...

 題名は、芥川賞作家の中村文則氏が描いた、最新作になる。  中村文則氏の作品は、何のきっかけで読み始めたかは忘れてしまったが、以前住んでいた地域が、何故か図書館の品揃えのみ、一級品だったため、中村文則氏の作品が、出版月ごとに、陳列さ...

人生ドラクエ化マニュアル

 今よりも人生に迷っている時、この本を偶々本屋で見かけた。  私は、ゲーム、特にシューティングゲームや格闘ゲームがあまり得意ではなく、ほぼ唯一と言っていいほどハマったのが、RPGゲームに分類される、ドラゴンクエストシリーズだ。 ...
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