うっかり、EURO(欧州選手権)2024が開催されることを、土曜日まで忘れていた。
ネットニュースで報道を見て、開催を知ってびっくり、慌てて地上波放送等、日本での放送関係を確認する。
すると、AMEBAで全試合無料生放送する事が判明、昼休みに狂喜乱舞する中年。
予選リーグのカードを確認すると、日本時間の2024.06.15 25:00から、スペイン VS クロアチアの試合が放映されるとの事。
日曜日、午前中は予定が無いため、少し夜更かしして、前半だけでも試合観戦することを決めた。
最近、国際試合の結果が、ダイジェストでも地上波で放送される機会が減ったため、すっかりサッカー関係に疎くなってしまったが、解説の方の補足を確認しながら、試合を観戦する。
スペインもクロアチアもFIFAランキング上位国だけあって、最近のサッカーの戦術トレンドを取り込んだサッカーをしていた。
トレンドと言っているのは、守備と攻撃の時のシステムが異なる、可変システムだ。
チーム内の約束事はあるのだろうが、特にMFの位置が、守備の時と攻撃の時で異なるので、観戦に慣れていない方には、何が起こっているのが、不思議に感じるだろう。
その中でも、個人的に玄人好みの、いぶし銀の活躍をしていたのが、スペインの16番、ピボーテで出場していた、ロドリだ。
中年のため、前半45分だけ、真剣に観戦したが、まず、ロドリのポジショニングに関して、前半を通して、ほぼ、間違いがない。
流石に数回、適切でないポジショニングを取ったことがあったが、その時は必ず、クロアチアに攻められ、ピンチになっていた。
テレビでサッカーを観る時、基本、俯瞰図で放映されることが多く、選手は平面で見た情報からポジショニングを考える。
左記を踏まえると、適切にポジショニングを取れる事は、それだけで、かなりのアドバンテージだ。
次に、ボール回しに加わって、例え囲まれてもボールを失わない、ボールキープ力がある。
最後に、体躯が大きく、1対1でも競り負けない対人能力を持つ。
ロドリは、サッカー選手に必要な者を、すべて持っているように思えた。
ハーフタイムに遅ればせながらロドリの経歴を調べた所、マンチェスターシティに所属し、プレミアリーグ4連覇に貢献しているとの事。
マンCの監督は、スペイン代表で同じポジションを担っていた、グラウディオラだし、マンCでそのグラウディオラから英才教育を受けていた事は、容易に想像できる。
2018年のロシアW杯で、時間があったので、強豪国のボランチの動きを重点的に観戦していた事があったが、当時のブラジル代表のボランチ、カゼミーロ(レアル・マドリード)を観た時と、同じ衝撃を受けた。
遅ればせながら、私はロドリにファンになったので、今後、クラブチームの動向も追っていきたいと考えている。
ポルトガル語でボランチ、英語だとアンカー、スペイン語だとピボーテ、このポジションの選手が地味にいい仕事をしているチームは、バランスが取れた、いいチームである、と勝手に分析している。
流石に全試合生観戦は難しいと思うが、今後も、可能な範囲で、FIFAランキングの上位国のカードを中心に、観戦できればいいな、と考えている。
その点、日曜にオランダ代表の試合を少しみたが、クーマン監督が、代わり映えのない戦術で、ポジションのローテーションもなく、個人の技術のみで打破する試合展開に飽きてしまい、途中で試合を観るのをやめてしまった。
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